私がどうして子どもたちにバイリンガル育児をしているのか、最大の理由
日本に住んでいたら、あまり英語を日常的に使う機会もないし、英語が全く話せなくても何の問題もなく暮らせていると思います。
日本は単一言語国家ですから、日本語だけ分かっていれば、必要なものも情報も全てが手に入ります。
この間、イーロン・マスクが、
「日本はいずれ、存在しなくなるだろう」
という話をしていましたね。確かに、少子高齢化が進むとこの先、本当に恐ろしいことになるかもしれません。
私が子どもたちが生まれた時から、どうして頑張ってバイリンガル育児をやってきているかという理由は主に2つあります。
- 日本語だけでは得ることのできない情報や知識を習得して欲しいため。
- 彼らがおとなになった頃には日本でも日本語だけを知っていても生きていけない時代がやってくるはずだから。
と言った理由からです。他にもまだまだ色んな理由はありますが、これからの時代、世界共通語である英語はマストで分かっておかないと、おそらく何もできない時代がすぐそこまでやってきていると思います。もうひとついえば、英語はできて当たり前、それに加えてもう一つの外国語(中国語とか)が必須になってくるとも思っています。
私自身、過去20年あまり7カ国の国々に住んできて(ちなみに現在も海外ですが)、たくさんの国々の人種に出会ってきました。そこで感じたことは、ずばり
日本人はあまり話さない、自己主張をしない。
ということです。これはおそらく日本人は英語という言語にハンデがあるというのも原因だとは思いますが、日本人が小さい頃から学校や家庭などで教わってきた教育方針がかなり関わってきているのではないかと思います。たしかに、私も海外に出たばかりの頃は、周りの会話のテンポが早すぎてについていけないほどでした。
そして、海外に人たちが非常に得意とする自己主張についても「和を大切にする日本人」だからこそ自己の意見をバンバン言うのはとても難しいのだと思います。
ただ、海外に出れば出るほど、そういう状況には徐々に慣れていき、次第に自分の意見をスラスラと言えるようになってきます。海外マジックですね。(笑)
私はこのような環境がすごく自分にも合っていて、無理なく本来の自分でいられると感じたので、これまでずっと長期にわたり海外暮らしをしているのかもしれません。
話はだいぶそれましたが、結局英語を学ぶということはただ単に言語を学ぶということだけではなく、英語を通して英語の文化、習慣であったり、英語圏の人たちの考え方や物の見方など、日本語では決して得ることのできないものを手に入れることが出来るということなのです。
子どもたちがまだ拒否反応を示す前の小さな頃から、日本語だけでなく英語という言語にも触れさせることによって英語の学びやすい環境を作り、そして彼らが大人になった時に、英語がきっと彼らのより良い将来の手助けをしてくれると確信しているからです。